2021年 グッドデザイン賞受賞!
シェアアトリエつなぐばは2021年のグッドデザイン賞を受賞しました!
オープンして3年が経過してようやく応募できるスタートラインに立ったかなと思い、
申し込みをすることになりました。
「地域コミュニティ」という枠で申し込みをしましたが、
この3年でシェアアトリエつなぐばがコンセプトとして掲げる、
「仕事につながる」
「母親につながる」
そして、最後に
「地域につながる」
という3つめのつながるが形になってきたなと実感できるようになってきました。
昨年のコロナ発生からより地域とのつながりを感じるようになり、
この1年はそのことを頭の片隅に行動してきました。
それが結果につながったのだと思いました。
以下に審査員の講評と応募の時に書いたフリーコメントを掲載します。
【審査員講評】
遊休化している建物をリノベーションし、
地域の拠点にしていくという動きは全国的にも広がっているが、
この取組が特筆すべきは、まちへの愛着が薄まっている都心郊外に暮らすお母さんに目を向けて、
彼女たちの背中を押すような場作りを丁寧に紡ぎ出している点にある。
彼女たちの生きがい・働きがいのある環境を作り出すことで、
みんなで子育てをしながら各自が自分ごととして関われるコミュニティを作り出していることで、
共助の場となり、コミュニティ、まちへの愛着へとつながっている。
隣接する公園の活用を定期的に行っていたことで正式に管理を
行うようになっていくという動きも起こり、
本来はパブリックが担っていた役割を民間が持続的な取り組みとして営んでいる。
公民連携において行政・民間のあり方を問い直すプロジェクトとしても評価したい。
【フリーコメント】
コロナ渦で働く環境の多様化が進む中、その都度つなぐばでは新しい仕組みを考えて実行していく。
継続しやすい環境をつくることで、無理のない等身大の暮らしができる。
職住近接で地域に根付いた活動は、街への愛着を取り戻す一つの要因だ。
また子育てや介護と並行しながら自分の好きな事や得意な事を生業とする。
ひとりひとりは小さな生業だが利用者同士が交わり協働することで大きなうねりを起こし、
派生していく。
想いが枝葉のように広がり、シンボリックな3本のつなぐばの木のように
地域に大きく育ってっていく。
ここで働き、出会い、交流する大人の日常風景を見て、
憧れや尊敬を抱ながら子ども達が育つことで、
世代を越えた「想いをつなぐ場」になってほしい。